数ヶ月前、ハローワークで「職業訓練」という存在を知り、先日テスト・面接を受けてきました。
結果は、無事合格!
晴れて訓練生になりました。ちなみに私が受けた「WEBデザイン」の訓練の合格倍率はおよそ「2.5倍」。そこで今回は、合格した私が実際に「職業訓練|合格のために行った対策」についてご紹介したいと思います。
職業訓練の選考について
まず初めに、職業訓練の申込から入学までの流れについてご説明したいと思います。
入校までの流れ
申込 ➡ 選考(筆記→面接)➡ 合格発表 ➡ 入校
① ハローワークにて申込み
「職業訓練」の窓口にて、所定の「入学願書」の用紙をもらい、記入・提出します。
記入内容はいたってシンプル。
- 個人情報
- 学歴
- 職歴(職務内容のみ・企業名不要)
- 訓練に関連する資格
私の応募した学校では「志望動機」や「希望職種」等は、記入不要でした。(これらは面接で伝えました。)
【注意点】訂正印は使わない。
申込用紙は、意志を伝えるもの。
私が間違えた箇所に訂正印を捺した状態で提出したところ、「新しい用紙に書き直してください。」との指示を受けました。申込用紙に訂正印は使わないようにしてください。

入学願書は、正しく、丁寧な字で記入しましょう!
② 選考試験内容
以下、2つの選考が行われます。
- 学科試験(2科目)
- 面接(グループ面接)
学科試験の科目・内容について
- 数学
- 国語
これらは「中学卒業レベル」と案内されています。
また、職業訓練のコースには、「パソコン」「簿記」「FP」「Webデザイナー」「ビジネス英語」「ネイリスト」など、さまざまな分野がありますが、どの講義を選んでも、試験科目は全員同じになります。つまり、試験内容と講義内容は直結しないというわけですね。
問題数と試験時間
学校によって多少異なりますが、私が受けた試験ではこちらのとおりでした。
数学25問・国語25問 計50問
試験時間 40分

単純計算だと1問に1分もかけられません。。
「面接」の方が重視される?
ハローワークの方によると、重視されるのは「面接」という話も耳にしました。
しかし当日、面接官からははっきりと

『2つの合計点』で
順位付けをします。
との説明がありました。
実際、グループ面接で私の隣にいた志望理由も受け応えもスムーズかつばっちりな人が「不合格」となっていました。
つまり、たとえ面接が100点だとしても、筆記試験が0点に近いと合格は難しい世界だと言えます。
どちらもしっかりと対策して臨みましょう。
③ 合格発表

指定された日(入校日の約1週間前)に2つの方法で合否の確認ができます。
- 訓練校のホームページ
- 自宅へ届く通知書
ホームページですぐに確認したい方は、試験会場で自分の受験番号をしっかりと記録しておきましょう。
合格率は?
▼ 私が受けた訓練の場合。
約 2.5 倍
(募集人数25名 / 申込者65名)
ハローワークの担当者の方によると、職業訓練の中でも「WEBデザイン/プログラミング系」は毎回倍率が高いとのこと。
今回、私は「WEBデザイン」の訓練に応募したのですが、実際、いっしょにグループ面接を受けた5名のうち、私含め2人しか合格していませんでした。

半分以上の人が落ちてしまうのね。
実践した筆記試験(テスト)対策
それでは、ここから具体的に私が行った対策についてご紹介していきます。
事前に「職業訓練はちゃんと対策をしていないと落ちる」という口コミを見ていたので、私は試験日1週間前から対策を始めました。その結果、無事に合格をいただき、試験直後の体感としても「これは受かったな!」という自己評価100点の自信で終えることができました。

しっかり対策を行って臨めば大丈夫!
ノー勉でいける?
結論、社会人歴が長く、勉強というものから離れている人は、ノー勉はオススメしません。
まず、学科試験に関してですが、「選択(4択)問題」が基本です。
正直、国語に関しては一般常識的な問題もあるので、なんとなくの感覚で解けるものも多いです。「漢字の読み書き」や「ことわざ」「四字熟語」など。
問題は数学。
今この記事を読んでいる方へ。
突然ですが、次の問題を5秒以内に答えてください。
- 「二次方程式の解の公式」を答えてください。
- 「円錐の体積」を求める公式を答えてください。
- 「食塩水の濃度」を求める公式を答えてください。
これらすべて即答できたでしょうか?
即答できた方は素晴らしいです!この辺を記憶している頭であれば勉強しなくても大丈夫かもしれません。逆に即答できなかった方は、今すぐ勉強を始めましょう。

「ルート?」「解の公式?」「食塩水?」
日常生活で使ったことないわ!
私のように「そういえばこんなの習ったなぁ…。」というレベルで、仕事で数学を使う機会のないような方は、ノー勉で挑むと全く鉛筆が進まない結果になる可能性が高いと思います。
やってよかったこと
ズバリ!
- 過去問をひたすら解く。
これしかありません。
過去問は、受験する学校の公式サイトに掲載されていることが多いので、プリントして実際に時間を計りながら解いてみましょう。
実際にどうやって勉強したか
まず、過去問にザっと目を通してみてください。

私の場合、5問目あたりに出てきた「二次方程式」「連立不等式」「有理化」から「うっ…全く分からん。」状態でした。
そこで、私のように数学というものを忘れてしまった方へ、おすすめしたい無料の勉強法はこちら。
- YouTubeをひと通り見てから過去問を解く。
オススメは、学生さんの間でかなり有名な「とある男が授業をしてみた」さん。7~8本見るだけで、解ける問題の数がぐんと上がります。時間がない人にもオススメです!

「これ無料で見ていいんですか…」と感じるくらい丁寧に分かりやすく解説してくれているので、大人が見てもスッと理解することができます。ありがたい…!
解くときの流れ
- 過去問にザっと目を通し、問題の傾向を掴む。
- 分からない問題についてYoutubeで動画検索して一旦全部視聴する。
- まずはひとりで解説を見ずに過去問を解いてみる。
- 解けなければ、動画を見ながらいっしょに解く。
- 理解が足りない部分は、納得するまで知恵袋などで調べる。
ひたすらこの繰り返しです。
私はすべての過去問において、解説を見ることなく解けるようになるまで、3~4回繰り返しました。
やっておけばよかった・・・こと
解けなかった問題
過去問はすべて3回~4回ずつ解いて自信満々で挑み、前半はスラスラと余裕をかましていた私でしたが・・・実は後半に差し掛かったところで手が止まりました。
ちょっと待って・・・何コレ。
全く載ってなかった問題じゃん・・・
悔しいことに、過去問だけ解いていた私は「完璧」ではありませんでした。
後半5問くらいは、どの過去問にも全く載っていなかった問題が出たのです。

「うわ~昔こんなの見たことあるわ…。けど解き方全く記憶にない。」という状態だったので、もちろん適当な数字を記入して提出☆
関連動画まで見ておく
過去問に載っていない問題については、私は全く動画を見ていませんでした。なので、もう少し寝る前にでも「YouTubeの関連動画」を見ておけばよかったなと思います。少なくとも「どの問題が公式を覚えていないと解けないのか」、把握しておくべきでした。
解き終わったときの感想
全体的に過去問よりちょっと難しい。
正直、過去問を解いているときは、「これくらいなら前日に勉強すれば間に合ったかもな~。」なんて思っていましたが、それは甘かったです。ましてやノー勉だったら完全にアウトでした。
実際に行った面接対策
面接で受かる人ってどんな人?
ご自身の行きたい訓練の募集要項は隅から隅まで読みましたか?まだ読んでない方は、合格には遠いところにいるかもしれません。
「ハローワークが斡旋できる」かつ「訓練校が求めている人材」は、【応募資格】にしっかりと記載があるはずです。
- 真剣に訓練を受け、就職への意志がある方。
- 専門的知識やスキルを身につけ、関連業種へ就職希望の方。
要するに、このポイントと自分の気持ちや将来の姿がしっかりマッチしていれば、面接でそのままの考えを語れば大丈夫だと思います。

私の場合、「この学校に通わないと希望の企業への就職が厳しい=この学校に通うことができれば、私はやりたい職種に就ける可能性が高くなるんだ!!だからなんとしてでも行きたい、行かせてくれ!!」という強い意志と、やる気を真摯に伝えました。
重要なポイント
重要なのは
「この訓練でないといけない理由
が明確であること」
このあと、不合格となっていた方の例をご紹介しますが、「それって、必ずしもこの訓練受ける必要なくない?」と感じた方はやはり入校式にいませんでした。

「適当にいろんな訓練の面接受けてるだろ!」、「給付金もらうためだけに行こうとしてない?」と分かるような人はアウト!
こんな人は落ちていた…(志望理由)
志望理由を聞かれたとき、次のように話していた方々は「不合格」となっていました。

(不合格)
仕事を辞めて、やりたいことが見つからなくて応募した。

(不合格)
デザイン系の短大を卒業したけど、もう少し勉強してみたいなと思った。

(不合格)
昔、仕事でWebデザインをやっていた。もう一度チャレンジしたいと思った。
私も面接官ではないのではっきりとした理由は分からず、「これの何がダメなの?」と思った部分もありますが、「不合格」となった方々は共通して、内容がアバウトで具体性に欠けるというのが印象です。
※筆記試験との合計点になる&他にも質問はありますので、必ずしもこの理由が原因で落とされたとは限りません。
面接で聞かれたこと5つ
学校や面接官によって異なりますので、これらはあくまで一例ですが、今回私が聞かれた内容はこちらの5つ。
- 具体的な志望理由をお聞かせください。
- 入校したらここで何を学びたいですか?
- 授業に対する心構えをお聞かせください。
- 具体的にどのような目標を掲げて勉強しますか?
- 卒業後の展望と進路について教えてください。
面接時間は20分ほどでした。
グループ面接なので順番に答えていく感じです。新卒の就活ほどの緊張感はありませんでしたが、ダラダラと話さず落ち着いてしっかりと自分の意志を伝えるよう心がけました。
私がいたグループでは、前職についての質問や質疑応答の時間はありませんでしたが、事前に「卒業生はどんな職種に就いたのか?」「どんな資格が取れるのか?」「学校の雰囲気は?」など、逆質問も用意しておくといいでしょう。
当日の流れ
私たちの学校の場合、下記のようなスケジュールで選考が行われました。
- 9:10 集合
- 9:30~ 各試験の説明・注意事項
- 9:40~ 筆記試験(40分)
- 10:20~ 10分休憩
- 10:30~ 最初のグループから面接(15分)
面接時間は各グループだいたい15分~20分ほど。
面接は各4~5人のグループに分けられており、最初のグループは10:45ごろ解散、最後のグループは12:30すぎに解散となっていました。
おそらく、申込み順にグループ分けされていたので、ギリギリで申し込んだ方々は、選考人数によっては待ち時間がかなり長くなります。

何時間もドキドキしながら待つのはちょっとつらいですね…。
思い立ったが吉日。早めに申込みしましょう!
まとめ
職業訓練は、真剣に授業を受け、関連職種への就職意志がある方が受けるものです。中途半端で適当な気持ちでは受からないと思った方がいいでしょう。面接官には見抜かれます。
合格するには、筆記・面接ともに基準点をクリアしなければなりません。
筆記試験のポイント
- 数学の「公式」を使わないと解けない問題への対策を行うこと。
- 過去問は必ず解きましょう!
面接のポイント
- この訓練でないといけない理由が具体的で明確であること。
以上、参考になりましたら幸いです。皆様が無事に行きたい訓練校へ入学できることを祈っています。

